1、アゲハチョウ科
1-01ギフチョウ 1999.11作成
5年ほど前から毎年飼育をしています。今年は
2月初旬から羽化が始まりました。
”春の女神”と呼ばれるにふさわしい、気品に満ち
た、美しい蝶です。
1-02ヒメギフチョウ 1986.12作成
蝶の版画を作り始めた第一号の版画で、私にと
っては稚拙極まりなく、お恥ずかしいのですが、記
念すべき1枚なのであえて最初に載せました。
桜の咲く頃、松本の東、鉢伏山の中腹や、美ヶ
原の三城牧場で採集。ネットに入ると、毎年興奮
と感動で手が震えました。
飼育もしましたが、蛹になってから羽化するまでの
期間が長いので、乾燥させないよう、湿気の管理
が大変でした。
2002.11作成
高校を卒業してからは、しばらく蝶とは無縁でし
たが、10年ほど前、塩尻市の山中で再開出来、
大感激でした。今は、毎春我が家で”春の女神”
の羽化を楽しんでいます。
1-03ホソオチョウ 2003.9作成
4年前に、足利の渡良瀬川の土手で、初めて
飛んでいるところを見ました。その後、偶然にも箕
郷町(現高崎市)の墓地の一角10m四方で乱
舞しているのを見つけました。どうやってここに棲息
したのか、謎です!?
1-04ウスバシロチョウ 1990.02作成
5月の終わりから6月にかけて、松本の東、中山
地区へ採集に行くのが、その頃の年中行事でした。
里山をフワフワと飛ぶ様はニンフのようで、懐かしい
思い出です。
1-05ウスバキチョウ 2000.01作成
大学時代に、層雲峡まで行きながら、「又来る時
があるさ。」と大雪山に登らなかったのが、今更悔や
んでいます。コマクサで吸蜜している所を撮れたらな
あ、と夢を追いかけています。
1-06ジャコウアゲハ 2004.04作成
我家の庭にウマノスズクサを植えたら、早速ジャ
コウアゲハが飛来し、産卵していきました。
今ではすっかり住みついて、庭のあちこちで蛹化し
ています。
1-07アオスジアゲハ 1993.11作成
高校まで松本で育ちましたが、その頃は見たこと
もなく、憧れの蝶でした。上京して、都心で飛んで
いるところを見て、大変感激しました。今ではなじみ
の蝶で、毎年飼育をしては放蝶をして楽しんでい
ます。
1-08ミカドアゲハ 2001.01作成
我家の庭にオガタマノキを植えて、いつか飼育を
したいと準備しているのですが、いまだ実現できま
せん。今年の1月に石垣島へ行き、母蝶が取れれ
ば、持ち帰って採卵をしようと思ったのですが、残
念ながら空振りに終わりました。
1-09アゲハチョウ 1993.03作成
この版画のサイズは16,5×23cm(他は総て葉
書サイズ10×15cm)です。
2004.11作成
全国何処にでもいる、ごく普通の蝶なのに、群
馬に来て、「榛名町にはアゲハチョウはいないこと
になっている。何故かと言うと、採集記録がないか
ら!」だそうです。早速越冬蛹を獲り、採集報告を
しました。
1-10キアゲハ 2000.11作成
榛名町に引っ越して、狭い庭の片隅にニンジン
を1本植えました。夏の終わり頃、待望していた
貴婦人?が飛来し、産卵をしていきました。
1-11ナガサキアゲハ 2001.11作成
以前、多摩動物園に蝶を見に、子供と昆虫館
のドームに行きました。南方の蝶が何種類も飛び
交い、その中にナガサキアゲハを見つけ、大きい蝶
だなあ!と感激したことが思い出されます。
1-12モンキアゲハ 2007.01作成
南方系のこの蝶も、温暖化?の波に乗って、旧
榛名町(現高崎市中里見町)にも出現し始め、
数年前では考えられない現象です。
1-13クロアゲハ 1999.03作成
赤や白色のツツジで吸蜜している様は、とても
豪華な絵を見ているような雰囲気に包まれます。
今年1月に行った石垣島では、尾状突起の短い、
新鮮な個体が沢山飛んでいました
1-14オナガアゲハ 2006.06作成
なかなか細身で、スマートな蝶ですが、最近は
少なくなっているのか、見る機会が少なくなって来
ました。
大型でとてもきれいな蝶で、ツツジやユリの花で
吸蜜する様は一幅の絵になります。夏の暑い最
中、クサギに群れて吸蜜する様は圧巻です。
1-16ミヤマカラスアゲハ 2005.11作成
日本産の中では1,2を争う、人気の高い蝶
だと思います。春型は特に美しさが際立ち、沢
沿いのツツジなどで吸蜜している場に出会うと
一瞬目を奪われます。
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